1947-10-10 第1回国会 衆議院 労働委員会 第19号 これはイギリスのビヴアリツジ案にも、この骨子とするところにもちろん完全雇傭の思想もあり、あるいは國家的保險施設というようなことを重點にした思想が現われておるのですが、一面においてはやはり、能力があるにかかわらず勤勞の意欲のない者、あるいは素行不良な者に對しては給付をしないという考え方が、相當強くにじみ出ておると思う。で、この判定が失業保險制度の圓滑なる實施にあたつては一番重要な問題である。 川崎秀二